バジリスク~甲賀忍法帖~ アニメ ネタバレまとめ
バジリスク~甲賀忍法帖~を最終話まで観終わっての感想です。
ネタバレ要素も多いのでご注意ください。
全体的にテンポ良く進むので
最終話までサクサク観ることができました。
前半、中盤、後半で区切りながら簡単に振り返ってみようと思います。
前半
前半は過去の話、不戦の約定が解かれる経緯、
策略や能力の開示が多かったですね。
少し退屈しそうにも思えますが、
戦闘シーンが多くて楽しく観ることができました。
忍者アニメという設定でしたが、
イメージしている忍術とは良い意味で違い
先が予想できない面白い内容でした。
それに裏では圧倒的に甲賀が押されていましたし、
不戦の約定が解かれたことを知らないキャラも多かったんです。
そんな中で伊賀の屋敷にいる弦之助の元に
どのように人別帖が届くのかも見所の1つです。
前半の最後に弦之助の瞳術が発動して
伊賀者を倒すシーンは必見だと思います。
中盤
中盤は特に戦闘シーンが多かったですね。
不戦の約定が解かれた理由を確かめるために
甲賀は駿府城に向かうという明確な目的も立てられました。
先に駿府城に向かう甲賀とそれを追いかける伊賀。
お互いに奇襲という戦法が特に多く、
臨機応変に忍術を使って戦う姿が描かれています。
衝撃的だったのは朧と弦之助の眼が塞がれたことです。
朧の破幻の瞳は全ての忍術を無効化するため
味方の伊賀に害をもたらす可能性があるんです。
朧は戦う決心をしていないため
せめて邪魔をしないように薬を使い自ら塞ぎました。
弦之助は味方の陽炎のパニックを鎮めるために
瞳術を使いましたが少し毒にやられていました。
そこを襲われ薬で眼を塞がれてしまいました。
両頭首の能力が封印されその中で激しい戦いが始まり、
死んでいく者も増え今後どうなるのか予想ができませんでした。
後半
後半になると主要キャラもどんどん死んでいきます。
戦闘はもちろん、騙し合いの策略も増え
色々な死に方をしていきます。
特に伊賀の薬師寺天膳と弦之助の戦いはすごかったですね。
薬師寺天膳の能力は不老不死なんですよね。
そんな相手をどう倒すのかは見応えがありました。
そして大注目のエンディング。
一言でいうと切ない終わり方でした。
弦之助と朧の一騎打ちだったんですが
朧は弦之助に「大好きです」と伝え自害しました。
その瞬間薬の効力が切れた弦之助の眼が開き、
一番に見えたのが自害後の朧。
そして朧を抱えたまま河に入り弦之助も自害。
二人寄り添うように河に流れて終わりです。
感想
愛し合う二人が戦火に巻き込まれ
最後には自害するという切ないストーリーでした。
10VS10で始まったバトルロワイヤル形式の戦いで勝者は0。
そこに至るまでのストーリーや設定も良くできていて
最後まですんなり観ることができました。
全員に見せ場や活躍シーンがあり
いらないキャラがいないのもすごいことですよね。
カッコいいシーンや女性キャラの魅力的な部分も多く、
映像としてもよくできていたと思います。
オープニング曲やエンディング曲も世界観にピッタリで
どれも欠けてはいけないものです。
個人的には10点満点でまた観たいと思える作品でした。